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建設

人生は生涯、建設である。
建設が失われた人生は敗北である。


                 池田大作


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「建設しよう」と意気込み、建設の計画を立てて、
完成形の青写真を描きながらの建設は、
どんなに楽しいだろう。
しかし現実はそうではない。計画的な自己練磨は、
ある意味、惰性につながりやすいといえる。。
「計画をたてる」ということをした時点で、
自分の限界を越えてしまわないようにバイアスが
かかるので、成長のスピードはある程度限られる。

しかし、命の危機とか、生活の危機のような、
切羽詰った状況の中では、心理的に落ち着かない
日々が続くものの、確実な進歩がある。
その渦中では、とても「成長」どころではない、
あるいは絶望の淵の哀れさでいっぱいだっとしても、
それは必ず自分の血肉になるのだ。
なぜそう言い切れるのか。
僕自身、去年がまさにそうだったからだ。

去年−
難を乗り越えるとか、立ち向かうどころではなかった。
ただ、嵐が過ぎるのを待つしかないという状態。
己の力量不足が情けなかったが、
どんなに頑張っても、どうにもならなかった。
ただただ、無為にやり過ごすだけの毎日。
ひたすら辛かった。
半年が10年にも感じられた。
しかし、次第に状況は変わる。
自分にも貢献できることが見つかり、
自分にしかできないことも任されるように。
周囲は一人また一人と諸天善神に変わっていった。
難問が多いが、一つ一つ問題を解決するたび、
短時間でみるみるスキルが養われた。

「建設」の現実は、嵐の中にある。

必要にかられて(慌てて)、
鉄骨なのか壁なのかもよく判らんうちに
なだれ込んでくる情報を、一つ一つ瞬時に選別して、
ペタペタと肉付けせざるを得ないこともある。
しかし最近は、そんなことも楽しめるようになった。
スッチャカメッチャカであっても、建設は可能、
そのほうが早いとわかったから、
今ではそれを楽しんですらいる。
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2011/07/08

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