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学生部・男子部への推薦図書




      一、 人間革命を読みましょう  (新・人間革命より前に!)

      一、 一般書を多く読みましょう。 著者の人間性に触れましょう

      一、 読んだ記録が増えるだけの見栄坊の読書は今すぐ止めましょう

      一、 難解な文章を逐語的に解釈する努力しましょう。 速読は不要です

      一、 速読では、読んだはずのものが人生の大事な時に思い出せないと心得ましょう

      一、 良書にめぐり合うために、信仰者として抱く素朴な疑問を大切にしましょう

      一、 得た知識、身についた価値観を学会活動や組織へ還元しましょう

      一、 大丈夫! 何時の時代も素晴らしい本は少なく、しかも安価で手に入ります


 ■ 哲学と社会を考える ■
 竹田青嗣 『人間の未来』
 まず 「自由」 についての考え方を分かり易く解説。  続いて 「経済」 に対する考え方は、社会主義の登場と社会主義の予測に反した発展を見せた資本主義の 経緯について解説した後、資本主義の未来について言及する。 われわれも歴史の中に翻弄される一人なのだと痛感させられる。
 (関連図書)

◆難しすぎると思う人はまず...
 → 哲学ってなんだ―自分と社会を知る (岩波ジュニア新書)

◆古典哲学について平易なおさらいを...
 → 西洋哲学の10冊 (岩波ジュニア新書)
 → 哲学で自分をつくる 19人の哲学者の方法

◆こちらもお薦め
 → 現象学は思考の原理である (ちくま新書)




 ■ 人生の現実と向き合う ■
 ラッセル 『幸福論』
 目次を見て、読みたいところから読んでもよい。 ラッセルらしい個人主義と楽観主義が知性的な言葉で生き生きと主張される。
 "心の持ちよう" ではどうしようもないが、結局 「生きてしまっている」 我々に対する現実的な処方箋。
 D・カーネギー 『道は開ける』
 ただの啓発書ではない。 人間の弱さと可能性をとことん見つめ、絶望の底から希望と活力を見出すための方途が示される。  少々くどいが、多くの体験談が挟み込まれている。 忍耐と待つことの大切さ、絶望することの無意味さに気付かされる。
 (関連図書)

  カーネギー名言集 新装版




 ■ 信仰と言葉 ■
 池田大作 『青年の譜』
 池田先生の弟子ならば、池田先生の言葉をじっくり読むべし。 これは詩集だが、気取って書かれた、詩のための詩ではない。  池田先生の思索の成熟する過程での心の動きであり、我々に対する全魂の励ましだ。
  これだけの 「心」 の凝縮を、池田先生がどのような言葉で表現しているかを学んでいきたい。
 (関連図書)

  小説人間革命 (第1〜12巻)




 ■ 人間関係を考える ■
 D・カーネギー 『人を動かす』
 この本は成功しようとか人をコマのように動かしてやろうという心を持った人間には相応しくない。 「人を動かす」というよりは、「人の心を動かす」ための心構えがこの本にはある。心を動かす−つまり人を感動させることこそ、 その人が言われたことをまるで自ら望んだかのように喜んで実行してもらう最短コースなのだ。 そのためには人間に対する深い理解と、その理解を表現する表現力と忍耐が必要だと言っている。
 部員さんの激励、会社での人間関係構築のヒントとして。




 ■ アンチ創価学会という病を考える ■
 リップマン 『世論』(上・下)
 創価学会に関して一度入ってきた情報が、なぜ修正不能に陥ってしまうのかを考えるのに最適の書。  僻見や憶測に基づく断定が、どのような過程で発生するのかを詳細に分析する。  誰にでも陥る可能性がある偏見と差別、先入観と食わず嫌いについて考える書。




 ■ 正気と狂気の彼岸 ■
 岡田尊司 『パーソナリティ障害』
  パーソナリティ障害は極端な自己防衛の結果であるという著者の論に妙に納得できた。  「自分の周囲におかしい人が増えている」ことを確認するために、自分を例外に置いて読もうとする人にはこの本は勧められない。  社会で生きる人間である以上、個々の性格に偏りが発生することは避けられない。 むしろその多様性を歓迎し、お互いの「場所」を認め合いながら社会が前進していくことを望みたい。




 ■ 生命を考える ■
 福岡伸一 『生物と無生物のあいだ』
 ただのベストセラーとあなどるなかれ。 デカルトの生命論からスタートし、遺伝子工学のあらましと、最新の生物学を俯瞰する。  研究の最前線で観察されている現象を紹介しながら、生物における「部品」の交換不可能性や流動性に迫る。
 生命現象の不思議さ、意外なまでの遺伝子の逞しさ、儚さ、生命の強かさ、そして脆さを知ることができる。 特に後半、様々な現象を通しての解説に希望と悲しさが交錯する。
 各章からあとがきにいたるまで、生命の神秘と尊さを教えてくれる良書。




 ■ 人智の果てへ ■
 高橋昌一郎 『知性の限界』
  可知と不可知の地平の果てへと誘う。 この問題は、我々創価学会員にとっては 『科学と宗教』 の代理思考のようなもの。その果てに待つものは?  または、何も待っていないのか? 
 「どこまで知りうるか」 という問題から 「どこを知るべきか」 への転換を迫る書。 専門家ではない人たちの語り合いという、平易なシチュエーションから、 壮大な思索へと誘われる。
 (関連図書)

◆上の本は以下の本の続編です
 → 理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)

◆誰にでもチャレンジできる(?)ゲーデル入門書
 → ゲーデルの哲学 (講談社現代新書)



 あなたが学生なら、学生のうちに以下の書物には必ず通すべきと考えます。

 20年・30年先になって、考えの浅はかさから流されそうになった時、知識の無さから誤った見方をしそうになった時、 あるいは多すぎる知識を信仰がコントロール出来なくなりそうになった時に、あなたを必ず守ってくれます。
 将来出版社が変わったりすることを考慮し、ここには題名と著者のみ記載します。 場合によっては入手できなくなってしまうことが あるかもしれませんが、もし手にするチャンスがあったなら、是非とも読破に挑んでください。
 廃盤、絶版などにより入手できなくなってしまったとしても大丈夫です。 創価学会は、良いものは必ず残してくれます。  残らなかったとしても、それに代わるものを必ず用意してくれます。

  『価値論』 (牧口常三郎著 戸田城聖補訂)
  『小説 人間革命』 (池田大作)
  『二十一世紀への対話』 (A・トインビー、池田大作)
  『法華経 方便品・寿量品講義』 (池田大作)
  『御義口伝講義』 (池田大作)
  『青年の譜』 (池田大作)
  『青春抄』 (池田大作)
  『私の履歴書』 (池田大作)
  『六巻抄講義』 (創価学会教学部)
  『小説 新・人間革命』 (池田大作)
  『科学・哲学・信仰』 (村上陽一郎)
  『エミール』 (ルソー)
  『世論』 (リップマン)
  『職業としての政治』 (ウェーバ)
  『ブッダ』 (手塚治虫)
  『火の鳥 鳳凰編』 (手塚治虫)
  『幸福論』 (B.ラッセル)
  『教育論』 (B.ラッセル)
  『結婚論』 (B.ラッセル)




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