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民主党は児童手当を廃止するつもりらしい。 子供手当に割り当てるカネがないからだ。 児童手当は世帯の収入や子供の人数、 自治体の状況などを考慮に入れながら、 長期間かけて成熟させてきた制度だ。 それを簡単に廃止するという。 民主党のこうした考えの根底には、 これまでの自公連立に対する異常なまでの 潔癖がある。 「あの自民・公明が作ったものはすべて悪」 という発想だ。 この思考方法の延長上には、 「民主が作ったものはすべて正義だ」 という考え方があるはずだ。 まさにスィーピングドグマ(排除主義)である。 この例に限らず、既成の法律や制度に 手当たり次第手を掛けようとする態度が散見される 今の日本人は一部のもっともらしい論調に 流されやすく、ドグマに騙されやすいと言える。 権力に誑かされた経験が少ないからだ。 このことに日本人が気づくのは、 「公約を果たす」 という名目のもと、埋蔵金がスッカラカンになり、 しまいには国民に見せることができるだけの 予算もなくなってしまってからかもしれない。 短期視野の政権だから、その後のことはその後の 政権に託すつもりであろう。 小沢などは、「やっても5年くらいで十分だろう」と、 すでに考えていると思うが。 いちばん騙されているのは国民じゃなくて、 小沢に率いられた民主党そのものだったりして。。。。 2009/09/03 |
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